GA4用語集【初心者向け】はじめに覚えたい!グーグルアナリティクス4の基本

GA4(グーグルアナリティクス4)の管理画面に出てくる、初心者には分かりにくい言葉を解説します。あいうえお順。

イベントとは?

サイト内(ホームページ内)で、ユーザーの行動を記録する単位です。例えば、ページビュー、スクロール、クリックなどユーザーの様々な行動が記録せれます。 

キーイベント(旧コンバージョン) 

以前はコンバージョンとされていましたが、Google広告のコンバージョンと区別するため、「キーイベント」に名称変更されました。イベントの中でも最も重要なイベントを設定することで、キーイベントとして計測できるようになります。 

イベント first_visit 初回訪問(Cookieの保存期間が切れた場合等ではリセットされます) 
 page_view ページが表示された(PV) 
 scroll ページの90%までスクロールした 
 click 外部へのリンクをクリックした 
 file_download ファイルをダウンロードした 
キーイベント generate_lead お問い合わせフォームを送信した 

※管理者の設定やカスタマイズによって、表示されない場合や内容が変わることがあります。 

グーグルアナリティクス画面

エンゲージメントとは? 

一般にマーケティング用語としては、「顧客との結びつき」という意味合いで使われます。エンゲージメントが高い人は、商品やサービスの利用頻度が高くなり、また人に勧めやすくなります。 

WEBの現場では、サイト上のユーザーが「好ましい行動をとっているか?」「興味を持っているか?」を評価するために使われます。SNSでは「シェア」や「いいね」などのアクションでエンゲージメントを評価しますが、GA4では以下の様に定義されています。 

エンゲージのあったセッション 

GA4では、①10秒以上のセッション、②2ページ以上のビュー、③コンバージョンの発生のいずれかが発生した場合、「エンゲージのあったセッション」と判定します。 

※「10秒以上のセッション」の条件は、管理から変更可能(10秒単位で10秒から60秒の範囲)。 管理→データストリーム→(ストリーム名)→タグ設定を行う→セッションのタイムアウトを調整する→エンゲージメント セッションの時間調整

エンゲージメント率 

全セッションの中で「エンゲージのあったセッション」の割合が、エンゲージメント率です。またその逆が直帰率となります。 

平均エンゲージメント時間 

平均エンゲージメント時間は、「平均滞在時間」と考えると大差ありません。これは1ユーザーあたりの平均滞在時間と考えますが、「セッションあたりの平均エンゲージメント時間」の場合は1セッション(1訪問)あたりの平均滞在時間と考えます。

計算方法(Google定義)

平均エンゲージメント時間 =(すべてのセッションでウェブサイトがフォーカス状態にあった合計時間)÷(アクティブユーザーの合計数) 

☞ 平均エンゲージメント時間 =(1ユーザーあたりの平均滞在時間)= 滞在時間 ÷ ユーザー数

オーディエンスとは? 

GA4では、サイトの目的に合わせて、日頃からチェックしたいグループを登録できます。この機能を使うことで、注目グループのパフォーマンスや検討中のユーザー数などを検証しやすくなります。デフォルトではAll usersとPurchasers(購入者)が登録されています。 

  • 同じ年齢層、同じ性別
  • WEB広告から、3ページ以上見た
  • 最近のアクティブユーザーなど

セッションとは? 

セッション数は「訪問回数」を意味します。セッションは、「現在アクティブなセッションがない場合にユーザーがページを表示した際に開始し、30分操作がないと終了(セッションタイムアウト)する」と定義されています。

※(セッションタイムアウト)の時間は管理から変更可能です。(5分刻みで最大7時間55分まで) 。管理→データストリーム→(ストリーム名)→タグ設定を行う→セッションのタイムアウトを調整する→

  • 同じユーザーが複数ページを見てもセッション数は1 
  • 同じユーザーが離脱して30分以上後に再びページを見たらセッション数は2 

トラフィック獲得とは? 

トラフィック獲得は、流入データを調べるときに使うレポートです。例えばどこからの流入が、どれくらい滞在してイベントが発生しているかが分かります。セッションごとに計測されたデータを扱います。 

ユーザー獲得

トラフィック獲得の中でも、ユーザーが初めてウェブサイトに訪れた時のデータが「ユーザー獲得」です。新規ユーザー獲得での課題を分析します。 

チャネルとは? 

チャネルとは「流入経路」のことです。以下は覚えておきたい、GA4の「デフォルトチャネルグループ」です。

Direct ダイレクト URL直接アクセス、ブックマーク等 
Referral リンク 他のウェブサイト内のリンクから 
Organic Search 自然検索 検索エンジンから(Google,Yahoo,Bingなど) 
Organic Social SNS SNS経由のアクセス(facebool,Instagram,Twitterなど) 
Organic Video 動画サイト  
Organic Shopping ショッピングサイト  
Email メール メール内のリンクから 
SMS メッセージアプリ テキストメッセージのリンクから 
Mobile Push Notifications プッシュ通知 モバイルアプリのプッシュ通知からの訪問 
Cross-network 様々なネットワーク上の広告 P-MAX、Discovery、スマートショッピング等から 
Paid Search リスティング広告 検索結果上に出る広告枠 
Paid Social SNSの広告  
Paid Video 動画サイトの広告  
Paid Shopping ショッピングサイトの広告  
Paid Other その他の広告 検索、SNS、ショッピング、動画に分類されない広告 
Display ディスプレイ広告  
Affiliates アフィリエイト  
Audio オーディオプラットフォームの広告  
Unassigned 未分類 上記に該当しない流入 
Other その他をまとめて レポートの表示行数の上限を超えた場合(表示の都合上)にまとめて表示 

ページビューとは? 

page_viewは、「表示回数」と同じ意味です。ページビューは、最読み込みした際にもカウントされます。集計のタイミングは、ページが読み込まれるたびに、または履歴を削除した場合など(閲覧履歴のステータス)が変更されるたびにカウントされます。一般にPV数とも言われます。 

ユーザーとは? 

GA4で単に「ユーザー」と表記があった場合は「アクティブユーザー」のことです。 

アクティブユーザー 

エンゲージのあったセッション、②初回訪問、③1秒以上の滞在、のどれかを満たしたユーザーのこと。ほとんどのユーザーが1秒以上滞在すると考えられるので、「総ユーザー」とほぼ同数になります。 

総ユーザー 

全てのユニークユーザー。ページを見る前に閉じた場合や、別タブで開いたけど実際には見ていない場合など、アクティブユーザーの条件から漏れたユーザーも含まれます。 

新規ユーザー 

過去2年以内にサイトにアクセスしていない、初めて訪れたユーザーが新規ユーザーです。GA4になる以前(UA)は、ブラウザごとに別のユーザーとして計測されていましたが、GA4からはブラウザや端末が変わっても、ある程度同一ユーザーとして認識できるようになりました。2回目以降はリピーターとなります。 

ランディングページとは? 

ユーザーが、最初にアクセスしたページのことです。どのページがサイトの入り口になったかが分かります。 

リピーターとは? 

過去に一度でも、ウェブサイトにアクセスしたことがあるユーザー。ただし2年以上期間が空くとリセットされ、新規ユーザーとなります。 

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